ベルリッツ潜入(?)レポート
たね:でっち、去年話していた潜入レポートできた?
でち:え、出来ましたよ。ホレ。
たね:どれどれ...ってまたベルリッツ?
でち:だってどこでもいいって言いいましたよね?
たね:そりゃそうだけどさ、一昨年の暮に取材したばかりだろう?
でち:だから、それを覚えていて快く取材に応じてくれると思ったんです。狙い通りでした。
たね:ふつう、別のスクールに潜入して来るもんだろ?
はじめましてでっちです。
というわけで、今回はたねぞうに代わりましてでっちの初潜入レポートです。がんばります。
何しろ初めての潜入なので、たねぞうの名刺入れをひっくり返して一番優しそうな名前の人にアポを取りました。
え、それじゃあ潜入じゃないって? 先輩の資産は有効に使うのがでっちの流儀なんです。
そのかわり、今回は前回と違ってなんとか面白い人にインタビューをしようと思い、こんなことをリクエストしました。
「ベルリッツさんで一番優秀な生徒さんにインタビューさせてください」
「それはちょっと、生徒さんのご都合も聞かないと...どういった取材をご希望なんですか?」
「たねぞうがいつも言うんですよ、英語ができる人はどのスクールに行ってもできるようになるって。スクールの使い方がうまいんだそうです。だから、ベルリッツさんで一番優秀な生徒さんにインタビューすれば、その辺の秘訣を教えてもらえると思いまして」
「そうですかぁ。」(困りつつ)「ああ、では、弊社の社員にゼロからスタートして海外で不自由しない英語力を見つけた者がおりますが、彼ではどうでしょう?」
「ああ、実は誰でもいいんです。助かりました。よろしくお願いします」
よくそんなので取れたなと、たねぞうが感動するようなあきれるアポ取りテクニックで取材に行ってきました。
ベルリッツでインタビューに応じてくださったのは30代半ば、小太りで(失礼)メガネの、若干、マニアックな感じの方でした。
英語を学ぶきっかけはベルリッツに入社してから訪れたそうです。急きょ、海外出張が決まったのだそうです。
ベルリッツに就職するくらいなので、元々英語に興味はあったそうです。が、しかし、職場(本社)では、意外と英語を使わないまま数年が過ぎ、気付くと、就職先をベルリッツというのが恥ずかしい状態になっていたようです。
でも、出張という事になってはそんなことも言っていられません。一念発起、マンツーマンレッスンで特訓が開始されました。
「期間はどのくらいですか?」とうかがうと、「3ヶ月です」とのお返事でした。「ほうほう3ヶ月ですか...それでどのくらい使えるようになったんですか?」聞き返すでっちに「出張中、言葉の問題で困る事は無い程度にはなりましたよ。現地で3ヶ月で身につけたと言ったらびっくりされました。弊社のレベルで言うとレベル4です」 ウソでしょ!ある意味たねぞうよりすごいです。
「やっぱり、ベルリッツ・メソッドですか?」 社員の方曰く、「ベルリッツのレッスンを受けていただけでなく、レッスンのやり方(考え方)を、自己学習にも取り入れた」ところに秘密があるようです。
それってどんなやり方なんでしょう? 気になりますか? 気になりますよね?(煽り方が下手すぎ。by たねぞう)
ベルリッツのレッスンの進め方は、以下の5つで構成されています。
1, 目標設定
2, インプット
3, 反復練習
4, ロールプレイ
5, 確認
毎回、そのレッスンの目標を設定し、目標に沿ったフレーズやその正しい使い方を教師からインプットします。インプットした後は、しつこく練習します。教師からはやさしく?ビシバシ直されるようです。
その後は、リアルさながらのロールプレイを行って、レッスンの最後に成果の確認をします。これが語学を習得するために、自然で効果のあがる方法ということらしいのです。
(それで終わり? ここはもっと面白いところでしょう!
例えば平日の夜、仕事で疲れて、同僚に誘われた一杯を振り切ってスクールに
通っているわけでしょう?
そこまでしてスクールに行ったのに、高校生の英語の授業みたいなことをやられた
のではたまらないわけ。だから...
・ 毎回の授業の目的を明確することによって、成果基準を定め
・ シチュエーションをより現実寄りにアレンジしてモティベーションを
高め
・ 成果を確認して次回も通うモティベーションを高める
たねぞうは、こういうところにベルリッツのプロフェッショナリズムを感じるわけですよ。
でも、だから英語ができるようになると結論づけることはできない。
英語は短期間でも身に付くし、本気になればそんなに大変でもない。
でも、そんなに甘くも無いんだな。
(by たねぞう)
たねぞうのツッコミは相変わらず辛口です。それに長すぎです。
(ほっとけ!by たねぞう)
とにかく、ベルリッツのやり方を、レッスンはもとより、自宅でもやってたわけなんですね。
例えば、その日テキスト1ページをやろうと思ったとき、それまでのやり方は、読んで理解して終わり。(ベルリッツでいうインプット段階)でも、そこで、そらで言えるようになるまで音読する。(練習段階)さらには、その中のいくつかのフレーズを使って、あたかも相手がいるかのように、語りかけてみる。(ロールプレイ)
レッスンと一緒というところまではいかないですが、そこまで、やってみないと意味がないそう。
確かにここまでやれば、着実に話せるようになりそうですねぇ。若干大変そうですが…
で、ここで、でっちから意地悪な質問が一つ。
「じゃあ、この方法でレッスンを行えば、ベルリッツでなくてもいいわけですね?」
すると、まるで困った様子もなく
「そうだと思いますよ。でもそれをきちんとやるのが大変なんです。だからベルリッツを選んだ理由をお客様に聞くと、皆さん口を揃えて『教師の質がいいから』って言われるんです。それから、通うことで学習のペースができるし、自己学習自体の精度があがってくるんですよ」
うーん、なるほど!
これ以外にも、ベルリッツ・メソッドの開発秘話やら、スパイの語学教育に使われていただの、たねぞうのせいで半分くらい削られました。(お前の話しの方が長い!byたねぞう)
でも、結構楽しかったです。これからはもっともっと潜入取材しますね。
でっちでした。
おわり
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