英会話スクール研究所−掲示板に以下の書き込みがありました。このコラムをご覧になる前にご一読頂ければと思います。
※古い書き込みのため確認できません
掲示板にそのままレスポンスつけても良かったのですが、この機会にサイト運営主旨についても書いておこうと思いました。まず、私個人についてですが、焼酎大好きの超わがままかもしれない人間です。でも、曲がったことは好きではありません。頑固?かもしれません。職業は、UNIXネットワークエンジニアです。くそ真面目ともよく言われます。真面目すぎて、無遅刻、無欠勤で、ストレスは大好きな焼酎で発散し、飲みすぎて半年も入院したぐらいですから。
この世の中情報があふれています。テレビ、新聞、ラジオ、いわゆるメディアといわれる媒体です。そしてインターネットも黎明期ながらもメディアの一つとして認知されようとしています。このインターネットという、摩訶不思議なメディア。隠匿性という特質のもと、好奇心を煽るようなネガティブな面はとことん助長されます。決してそれが悪いとは思いません。媒体の王様であるテレビでは、みのもんたさんが「これはいいです」といえば、根拠・理由なくして飛ぶように売れる世の中です。右に倣えの日本人。商品を紹介してもらった企業は、みのもんたさまさまでしょう。
私がこのサイトを立ち上げた理由は3つあります。一つは、皆様からの投稿を通じて英会話業界が少しでも良くなってくれたらという理由、2つめは通う側(生徒さん)にもスクールべったりの頼りっぱなしのスタンスでは身に付かないということを判って欲しいということ、そして、最後にQ&Aを通じ閲覧してくれた方へ、自分の経験を活かしながら少しでも参考になるアドバイスをできたらいいなという理由でした。Q&Aでご質問された方の判断にお任せ致しますが、私自身は、一回たりとも手抜きで返信したことはありません。メールアドレスが間違っていたため、返信できなかったことが本日(23rd
Oct 2004)まで2回程ありましたが・・・。
掲示板に書き込みをされたSE見習いさんがご指摘されているサイトについては、私は意見は確かにありますがここで、それを公表するつもりはありません。人様のサイトについては、皆様が直接ご覧になってご判断下さい。ただ、私自身のサイトについては、この場でもう一度、お話しようと思いました。このサイトでも、ランキング評価を行っております。自作自演だのやらせだのと嫌がらせのメールも有難く頂くことがあります。
自作自演、たねぞうが作り(自作)、たねぞうが評価(自演)していますから自作自演と言われれば「その通り」でしょう。皆さんから頂く投稿は、とても参考になりますが、最終的に判断して、評価をつけているのは私本人ですから。
このサイトをご覧になって、スクールをお選びになった方もいらっしゃるでしょう。それで、身に付いた、または身に付かなかった方もいらっしゃるでしょう。どうせやるんだったら身に着けて欲しいです。英会話は、言葉です。英会話を身につけるためには、特殊な方法などありませんし、ラクして身に付くわけがないと信念をもっています。
日本で通常の教育を受け、成人してラクして英会話を身に付けたひとがもしいたら、その手法を是非教えて下さい。書店に行くと、毎月のように英会話関連の新刊が並びます。どれも、購買意欲をそそる「英会話習得の、隠された秘密」なんて、タイトルがついていたりします。しかし、そのような著作が、名著として永年売れ続けている例は私自身は知りません。
再度考えて下さい。ボディランゲージは別として、英会話(言葉)には聞く・読む・書く・話すの4技能があります。4技能しかありません。皆さんは、今までの学校教育にてこの4技能の内で何をやりました?私は、学生時代学校では、読むことしかしませんでした。いや、読むのではなく英文和訳をやっていたのかもしれません。情報を自分から求めて読んだことはありませんでしたから。同様に書くことについては、和文英訳に過ぎず、初めて意思疎通のために書いた手紙は、Ms.Osbournという米国人女性へのラブレターだったような気がします(彼女今頃元気かなぁ)。
英会話、言葉を身につける手法は様々言われています。私は、とある図書館の英会話に関する書籍は全て漁り読みましたが、ほんの数冊以外を除いて、また、ある著作の一部分を除いては参考になったといえる本はあまりありません。英会話は上記4技能が相関し合い、段階的に伸びていくものだと思います。まるで髪の毛が伸びるようにすこーしづつ、すこーしづつ。そして気が付けば、「あれ?なんか調子いいみたい」と思える自分がいる。いきなり、髪の毛が一日に10センチも伸びていたらびっくりします。そんな薬があったら、東京高円寺の○○○エの入り口にたっているお兄ちゃんに教えてあげたいくらいです。
つまり、やはり、究極のところはインプットが足らない、日本語というフィルターをぶっ飛ばすぐらいのインプット。そのインプットなくして、一体どうやってアウトプットするのでしょう?陳腐な例えですが、料理するにも、材料が必要です。まぁ、技術も必要ですが・・・。実際に日本語脳をぶっ飛ばすぐらいの英語を耳からインプットし(多聴、精聴)、そしてコミュニケーションのなかでアウトプットしていくことでようやく定着していくのが言葉だと、私は思っています。その累積がその人の語学力と呼べるかもしれません。
ある程度までは、確かにしんどかったです。同じものを何回も何回も聴くと飽きて焼酎を飲みたくもなります。しかし、どうせ英会話を学ぶのであれば、(どのレベルが身に付くという定義は別にして)身に着けて欲しいと思っています。言葉の習得に、向きも不向きもないと思います。実際に、私はおとなしい性格です(飲んだら、別人になるそうですが)。赤ちゃんが言葉が早い、遅いの違いぐらいは、大人にもあれ、万人がやり続ければできるものが言語習得だと信じています。
単に、やり続けさえすればいいのですから、これほどラクなことはありません。通訳レベルまでいくと技能と呼ばないといけませんが、最低限の意思疎通をできるようになるために、果たして才能など必要でしょうか?体重50kgの私は、いくら頑張っても、横綱にはなれなかったでしょう。そりゃ無理ですって。しかし、言葉は、英会話は、やり続けたら日常英会話、仕事でも使っていましたができるようになりました。今の英語力に何の不満もありませんし、特別なものとも思っていません。単に、そこまでやり続けただけの話です。
時代は、どんどん便利になってきました。私の時代はカセットテープが今はビデオ教材は当たり前、CDロムやDVDまで登場しています。オンライン英会話も花盛り。しかし、本質は変わらない。英会話は英会話のままです。星の数ほどある英会話スクールなのに何故、英会話がせめてそこそこできる人少ないの?このコラムを書き始めた原点に戻っているような気がします。
英会話スクールも企業、営利団体です。いいサービスを提供し、顧客満足を高め、そしてどんどん儲けて下さい。教材開発に多額の資本を投下し、よりクオリティの高いサービス基盤の確立に資本投下し、あとは、どんどんバカスカ儲けて下さい。その儲けで、さらに良い教材、サービスを提供して健全な経営をお願いします。たねぞうは正義感を振りかざし儲けを否定するつもりもありません。投資家の立場だったら、誰が、利益率の低い商品やサービスを提供している企業に興味を持つでしょうか?
ストレートに率直に書きました。どこがいいスクールなのでしょうか?他人の意見を参考にこそすれ、踊らされることなく、英会話を身に付けるということ=4技能をバランスよく習得していくことだと再認識して下さいね。私には、私なりの考えがありますし、回り道もしました。最近書いてないですが、コラムを通じ参考にしてもらえたら幸いです。
さて、あなたは、英会話を身に付けるつもりが本当にありますか?
あ。SE見習いさんの掲示板へのご回答には全くなっていませんが、そこはいつものご愛嬌ということで。
●最後に「英会話スクール研究所」では、みなさんがなるべく気軽に投稿しやすいようにハンドルネームと確認用のメールアドレスだけ頂いております。実名を頂いている評価サイトさんもありますが、偽名使えばそれまでです。ばれません。また、スクール関係者からの不正投稿の場合徹底的に調査しますという評価サイトさんもありますが、警察沙汰でもならない限り投稿者の個人特定は不可能です。サイト運営者側でわかるのは接続元IPアドレスぐらいですがから。また、IP偽装、UA偽装など、多少ネットワークかじればできるでしょうし。結局は、管理者の眼と、サイトを少しでも楽しんで参考にしてくれている皆さんとの信頼関係だと思います。 |