リンゲージ(潜入体験レッスン)
最近、新宿に突然現れた英会話スクールがあります。
まあ、ぽっと出のスクールがすぐに潰れて行くのはこの業界の常なので、あまり気にしていませんでした。ただ、先生1人で1教室とかいうモンキービジネスではなく、新宿の一等地にそれなりの門構えで堂々と登場した点がちょっと違う。それなりのバックグラウンドが無ければできない事です。このスクール、何か裏があるな…ということで、得意の潜入に行ってきました。
再確認できたのは、美女が先生というだけで、たねぞうの満足感はかなり高くなるという事だけ。たねぞう、久しぶりに気持ちよく骨抜きになりました。いや、ホントに!
新宿のとあるビル、清潔感はあるものの、ちょっと暗めのエントランスに良からぬ考えを巡らせつつ入ります。今どき地図アプリもあるし、住所さえあれば迷わないけれど、駅近とはいえちょっとわかりにくいよね。ちょっとグレードの高い隠れキャバクラでも入居していそうなマニアックな立地と言えばわかるだろうか? エレベーターを降りて左手の部屋のドアを開けると…他の会社です。間違える人はいないと思うけれど間違えていはいけない、リンゲージは更に左に曲がったところにある明るい入口のところです。えー、フロア貸切じゃないんだ! ま、ぽっと出スクールにしては大したものと言えるか。
しかし、中に入って印象が一変します。このスクール作った人、相当センスいいね!
葉っぱ型のアートを感じるカウンターの向こうから明るくいらっしゃいませと声をかけてくださるお姉さんたち! ”Hi”と言いながら入って来る、講師らしき長身の男…はどうでもいいです。そして何と言っても部屋の解放感! 新宿の一等地のビルの最上階で窓が壁面いっぱいにあって、仕切りが無い。オフィスビルが立ち並ぶ新宿ならではの、健康的で明るい内装と相まって非常に明るい。英会話スクールというとハムスター小屋みたいにちまちましたブースがたくさん並んでいるものという先入観があったので、とても新鮮でした。
担当者のにこやかなお姉さんも美人でした。すかした感じの美人じゃなくて、落ち着きのある、蒼井優と麻生久美子を足して、新垣ゆいをちょっと振りかけて2で割ったような感じの美女。ユーザーの皆さんへ伝わってない感を無視してレポートを続けると、このところ女性の取材をしていないたねぞうはそれだけでテンションが上がってきたわけです。スクールの説明は、まあ、普通。今回は英会話スクール初心者の覆面を被って潜入していますので、最初から根堀葉掘り聞くのは控えます。変態であることがばれると恥ずかしいので、プライベートな質問も控えめです。
レベルチェック担当は、重量1トンはあるかと思しき巨漢で。その話はつまらないので容赦なく割愛します。まあ、普通ってことです。
担当のお姉さんがレベルチェックの結果を教えてくれました。今回は隠した英語力は見抜かれず、まんまと初心者マークをいただいたので体験レッスンに入ります。「あちらのグループで…」と指さす先を見て驚きました。先生が美人! たねぞう史上最高の美人先生で、森泉よりも切れ長で、長谷川潤って言ってわかるかなあ、それともミーガン・フォックスかジーゼル・ブンチェンか!? 鼻筋のすっと通った健康的な美人。いやいや、そんなに見つめてなんかいないですよ、あくまでも体験レッスン、体験レッスン。役得、役得。
たねぞう「美人ですね!」
お姉さん「そうですよねえ」
たねぞう「ここの先生はみんな美人なんですか?」
お姉さん「そうかもしれません。あちらの先生もきれいですよね」
と、別のテーブルで予習でもしている感じのブロンドの先生がまた美人。でも、体験レッスンの先生の方がたねぞう好み。
今回はグループレッスンに混ぜていただく形の体験です。結構めずらしい。わざとらしい初心者テイストを身にまとって体験レッスンに臨みます。”good”なんてほめられて、喜んだりして。ちょっと答えにくい質問にも的確に答えをいただける辺りさすがネイティブ。(でもハーフだよね)
あっという間に楽しい体験レッスンは終わり、はたと気が付くとレポートネタが無い。まあ、美人の先生に会えたからいいや、レポートはやめちゃおうと萎える気持ちに鞭を打って、すこし真面目モードのお話もしてみました。
すると、担当のお姉さんもなかなかわかった事を言う方なので感心。無駄に美人な訳じゃないんだ。とにかくたねぞうが好感を持ったのが、英語上達のキーがモチベーションの高さであることをきちんと把握したアドバイスをしてくれること。その上で、こちらのとんちんかんな話や要望も決して否定せずに聞いてくれ、それでいて理路整然とベターな案を提示してくれること。まあ、クロージングはかけて来るけれど、決してがつがつしていないし、むしろ、他にもっと良い条件のところがあればそっちでもどうぞ的な空気すらあって、たねぞうは思わず「こやつ、意外にやるな」とたじろぎました。
今回は初心者マークのたねぞうに、断然グループをすすめてくれました。当たり前の事なのですが、社会人になっても英語初心者という人は断然グループレッスンが良い。それはグループレッスンが学びのペースを作ってくれ、これについて行こうとするモチベーションを産んでくれるからです。上級者でも、勉強が下手な人は基本的にはグループレッスンがおすすめ。
逆にプライベートレッスンは使いこなすのにそれなりのベースが必要で、自分なりに勉強法が確立している人は、その勉強法に合わせてカスタマイズしてもらえるという魅力があります。世の中、意外にこれを逆に捉えて、初心者は手とり足とり教えてくれるプライベートレッスンが良いと考える人が多いのです。
それをきちんと把握した上でこちらの感情を刺激しない応対をしてくれるあたり、美人なのを差し引いても好感を持たざるをえなくなりました。
他のスクールと同じように予習と復習を勧められますが、その勧め方も全くスマート。一枚の紙をすっと渡されるだけです。
あとは結構安いのが魅力かな。初期費用無しだから好きな時に始めて好きな時にやめられる気軽さが良いです。毎月4コマで月々7,800円の月謝制という料金体系もわかりやすい。1コマ1,950円。税込でも2,106円だから安いです。3,000円が相場といわれるなかで、それを切るとかいうのではない、はるかに安い1,950円。お姉さんががつがつしていないのもうなずけます。
決済手段がちょっと変わっていて、銀行引き落としとのことですが、近い将来はクレジットカード対応になるとの事。
確かにこの金額の買い物だったらカードで手軽に支払いたいですよね。
他にも、前日までに申し出て、希望の振替日時にレッスンが可能であれば振替可能。しかし、グループの方が選択肢が多く、振替も有利との事。プライベートは空き時間を見つけるのが難しい...まあ、どうでもいいですね。GWなど、レッスンの無い時期もあり、この期間を利用してイベントなども開催されているそうで、結構盛況なのだとか。焼酎の利き酒イベントなどやってくれたらうれしいと思います...本当に、どうでもいいですね。
そうそう、テキストとCDの他にオンラインのゲームがあるそうです。
たねぞう「ゲームですか? あの、単語を入れるとピンポンとかやる感じのゲーム?」
お姉さん「ちょっと違いますね。もっと純粋なゲームです。ただ、言葉がわからないと進むことができないゲームですので、英語力がつくんです。」
ホントにぃ?確かに、人間は楽しいと感じる事には、苦痛に感じる事よりも積極的に取り組むことができるものです。むくつけき男の先生とレッスンするよりも、美人の女先生とレッスンする方が一生懸命やるものです。英単語を覚えるよりも、焼酎の銘柄の方が覚えやすいものです。重力に逆らって立っているよりも、重力に従って寝ている方が楽なものなのです。
潜入レポートを書くよりも、焼酎を飲みに行く方がずっと楽しいものなのです。という訳でレポートはここでおしまい。行ってきます!
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