たねぞうさん、はじめまして。英会話学校に通ったことがなかったのに、何気なく話を聞きに行ってそのまま入会してしまったような衝動人間です。通信教育はいつも積読状態で、買っただけ終了の私でしたが、通いは存外向いていたようです。契約は適当でしたが、帰ってからすぐに各所サイトで評判を漁り、こちらのサイトにもかなりお世話になりました。なので今後のために少しでも情報になれば、とお送りさせていただきます。細かい内容や制度は他の方が書かれてますので、ここでは大まかに私がどんな部分に惹かれたのか書きたいと思います。
〜〜全体的に〜〜
○レッスン時間
なにより90分授業、というのが結果的に言えばとても私には合っていたと思います。40分の前半で間に10分休憩を挟み、残り40分という構成で、やはり一回授業を取ったらこのくらいやらないと正直私は英語の世界に入り込めないと思いました(他と比べてないやつが言うのもなんですが・・・)。
○インストラクターとトピックが選べる
これも私にとっては非常に嬉しかった方式でした。だいたい月の三週間くらい前に次の月のスケジュールが発表されます。講師名とトピック名。どちらも入れ替わりで来るので、自分に合う、合わないを考えたりしながら選べます。実際上は自分の予定と合わせるので多少「あーこの先生より違う方がよかったのになー」とか思ったりもありますが、他の校舎も通えますし(別の校舎のスケジュール表は受付に言えばもらえます)渡り歩きもオススメです。
○受け放題と値段設定
私の契約は1年半で教材2セット込みで60万弱でした。一ヶ月に10〜20レッスンでも受ければ結果的には1レッスン2000〜3000円。それでテキストも残り、レッスン時間が90分なことを考慮すればまあ巷で言われるほど値段の高さは感じませんでした。感覚は人それぞれなので全員におすすめとはいきませんが・・・。教材はヤ○ーオークション等に落ちてますんで、そちらで買って費用を下げるとかもあります(笑)。授業の予約の取り易さの話ですが、人数の多いレベル1とかだと休日等は多少取り難い場合もありましたが、そこは例えばランチ時間を挟んで1個次の時間を取ったりして過ごしたりで対処してました。「予約が1回に1クラスしかできず、それを消化するまで次の予約は取れない」という制度に、最初は違和感がありましたが、逆を言えば皆1クラスしか取れないので、予測してその次を取るとか、あるいは予約時間開始と同時に電話するとか、うまくタイミングを見てやれば、私は取れなかったことはほぼありませんでした。生徒数の少ない銀座や池袋校に移動して受ける裏技もあります。所属校舎で受けられるクラスの制限がでないのが便利です(レベルアップのテスト、カウンセリングだけは所属校舎のみです)。
○メンバーズスペース
自由に会話できるクラス外の場所が確保されてるのも良かったです。校舎によってはクラスが始まってしまうとインストラクター数のせいでなかなかメンスペに先生がいることがない場所もありますが、新宿ではたいていいてくれます。詳しい利用法については後ほど!
〜〜もう少し詳しく〜〜
◇レッスン
レッスン内容のイメージは、某N○K教育テレビの「テ○ビで留学」に近い気がします。気になる方はご参照を。テキストなし(私的にはここもポイントでした)のコミュニケーション型。トピックは選べるんで、また同じのが受けたければ受けられる。違うのよければ他を選ぶ。違うインストラクターで受けるとまた一味違って楽しかったりします。だいたいレベル1、2については前半の40で文法のテーマを学び、後半はそれを使ってロールプレイで会話練習のスタイルです。レベルが上がるにつれて自由度も高くなり、反復訓練→応用練習→自分の意見を言う、の方向にシフトしていきます。最終的には英語の知識云々よりも自分の意見をしっかり持つことも重要になる感じ。自分でも決めかねる意見を言わざるをえないとか、結局実際に使うのもそういうものなので、私はとても気に入っていました。
・レベル
「自分よりちょっと上」が理想的なのかな?自分の使えない表現を周りが使ってるの聞いて参考になるし、焦りが勉強意欲の足しになります(笑)。なので簡単に感じてきたら積極的にレベルアップを目指すのが良いのかなと思います。ただ私もそうでしたが、授業が簡単に思えて、このままでいいのかなって焦る時期もありますが、その中でももちろんわかっていない部分もあって、その気になれば学ぶ環境はありますので、意固地にならず積極的になることが重要かなと思います。最悪周りと会話が通じなければ先生を捕まえるって手もありますので。
・座る位置
これはけっこう重要。喋らない人(語学力ではなく)の隣だとちょっくらつらいです。理想は1番前(先生と直接会話の機会も多いし、パートナー同士の会話の際も近いんで訂正してもらい易い)。それなりに居心地いいのは前から2番目。ここからでもまだ先生は射程距離内?だから無難な位置といえるかもです。
・きちんと反応する
簡単そうで意外とできないのがこれ。「どう思う?」とかの先生の問いかけに誰も答えない状況。皆わかってるんですけど、どうも言えない・・・。気持ちはすんごいわかります。口火を切るのはめっちゃ勇気いります。けどこっちが反応すれば先生も返してくれるし、その方がクラスが発展するし。特に反応の少ないクラスではもう言ったもん勝ちだと思う。口に出して合ってたら嬉しいし、違ってても直してもらえるし。どう転んでも損はないです(最初はすんげ恥ずかしいですけど、まあどうせ皆間違うもんですから、先生も変な日本英語には慣れてますから・・)。ただし場の空気を読むのは必須!その辺は日本語での会話と一緒だと思います。
◇レッスン外で
・メンバーズスペースに飛び込む
これは、皆が皆「大事」と言うけれど、正直私も最初の方はすごい苦手でした・・・。だんだん仲の良い先生が出来てくると自然に入れてくれたりもするんだけど。最初ははっきり言って怖い!会話の輪に入りやすい雰囲気的には、池袋→銀座→新宿かな。今の池袋は先生がけっこう引き込んでくれる。インストラクターと喋るという意味ならここはかなりオススメ。銀座は生徒同志が話しやすいな。先生は、いれば割と皆で混ざれる(狭いから・・・笑)。新宿は、個人勝負だなぁ。ほんと人多いし、多いは多いでも既に仲良い輪には入り難いしで、慣れるのは遅かったな。こういうものだなと思えば全然気にならなくなるんですけどね。
・ホームワーク
各校舎ごとに置いてあって自主的にできる宿題です。レベル別になってるけどやりたければもちろん全部できる。提出箱が置いてあって入れておくと見てくれる。けど解答は書いてない方が多いかな。それはインストラクターに確認するんだけど、むしろメンスペではそれが先生に話しかけるきっかけになったかも。慣れてくればメンバーズスペースに入るのも楽になるし、一石三鳥??
・日記を書く
これもオススメ。私は怠け者だからみるみる頻度はおちていきましたが・・・(苦笑)。特にレベル1の時とかはここで書いて話題の練習して、でそれをカウンセリングで話すとか、使いまわしていました。PC(レベル昇格試験)の時のフリーカンバセーションの時にもここからネタを拾ったり。非常に役に立ったと思います。書こうと思うと調べますし、苦手なスペリングの練習の役にも立ったかな。
◇カウンセリング
・毎月絶対取る
月1回30分間で個人カウンセリングを受けることができます。流れとしては15〜20分程度生徒が中心に喋り、残り時間でフィードバック、という感じです。一対一が恐ろしいのでなかなか取らない、という声を聞きますが、取った方がいいです。これはもう、絶対。先生を独占できるのなんてここくらいですんで、レッスン来る時間なくてもこれだけはって思う。いや正直な話私も一対一ってきっついんですけど、やっておけば度胸もつきます。PCの時の緊張にも少しは対策になる??(私はそれでも毎回めっちゃ緊張でしたが。。。)。
・事前準備
やったらやっただけ身になるんだろうなって思います。私はいっぱいいっぱいになると途端に、語彙も何も出てこなくなるタイプなんで、最初の頃はほぼ毎回会話の最初部分から想像してスクリプト作ったりしてました。当然それをそのまま読むんでなく、それを元にして喋るんですけど、書き起こす時点でも十分勉強になります。アドリブ力を鍛えるためにも会話の時は会話に集中するんですけど、やっぱり話し始めには手元にあると落ち着けます。
・トピック
先生によってトピックを選ぶ方がやっぱり断然楽しいです(カウンセリングで先生も指名できるんで、私は毎回色んな先生と喋ってました)。まあ、こっちが客なんで何喋っても合わせてはくれますけど(笑)。共通の話題とかあると断然盛り上がれるし、こっちも楽しめると思います。その辺りは普通の人間関係とも一緒かな。
・PC(レベルアップテスト)にもつながる??[※たねぞう注:PC=Promotion Counselling-(昇級カウンセリング)の略らしい]
まずは練習としてPCの予習になります。PCでもトピック会話があるから一対一会話に慣れるのは結構重要。絶対に試験は緊張するから、その慣れにもなります。あと、私はレギュラーカウンセリングの時に昇格試験受けていいよっていうリコメンデーションカードをもらったので、そういうチャンスにもつながるのかなぁと思います〜〜。
〜〜その他〜〜
◇最初は知ってるフレーズから
開始当初はインストラクターと会話の機会があると、どこでも同じ話題ふってた気がします(笑)。あと表現とか、私はある時気づいたら一回の会話で「Which do you like....?」って3回も言ってました。どれだけ白黒つけたい人間に思われたもんか(苦笑)。とりあえずはそれを皮切りにあとは相手や会話の流れにあわせる、とか。あ、私も含め日本人って「How are you?」って聞かれるとどうも居心地悪いんですよね〜なんとなく。だからむしろこっちから先に聞くようにしてみたら意外と気持ちよかったりしました(笑)。
◇慣れてきたら自信のない言い回しを使ってみる
・レッスン中は
How do you say ○○ in English?って聞けば絶対教えてくれます。インストラクターは日本語わかってる(笑)から、どんどん聞く。それでもわからなければ文法の日本人インストラクターに聞く。
・日記やホームワークで
間違ってもどうせ直してくれるんで(笑)ここはあえて自信のない表現を。実はこれってあってるのかなと気になってたような表現でチャレンジ。ま、そんなわけで私の日記はいっつも真っ赤でしたけど、ずいぶん色々ゲットできたと思います。
◇インストラクター
イントネーションや授業スタイルはほんと、先生それぞれです。それでレッスン内容もかなり変わります。同じレッスンで同じ先生はなるべく避けていましたが、万一被ったら「前取ったよ」って最初に言うのも手です。言わなかったらほぼ同じだった先生がいて後悔しました・・・・。さすがに同じだと飽きるんですよねー(むしろ復習になるからいいという人もいるかもなので一概には言えませんが)。板書が好きな先生、会話に集中しろって先生、文法重視型、スピードやニュアンス重視型、いろいろですん。「講義」をするか生徒に喋らせるのが中心かもかなり差があります。どれが肌に合うかはもう個人差ですので、そこは色々回りつつ、自分が「居易いなぁ」と思える雰囲気の先生を見つけるといいかと思われます。雑談は楽しいけどクラス取るならこっちの先生、とかもけっこうありました。
上のレベルに行けばいくほどインストラクターの自由度が上がってくるから、その好みによっても授業スタイルは様々。とりあえずお気に入りを見つけるとよろしいかと思われます。とにかく、通ってよかったと思います。私にとっては今ではとっても大事なものになってるリンガフォンです。長々とお読みいただきありがとうございました。 |