どこかで、誰かがこの一連のコラムを読んでくれていると信じ、今日も書き始めました。いきなりですが、多分、タイトルといつもどおりかけ離れたところにコラムは流れていくと思いますが、いつものことなのでお許しを。
4文字言葉(swear
wordなどとも呼びますね)、俗語というより、卑語に近い言葉。留学や、海外遊学から帰ってきたての方々は、よく使いたがりますね。外国人と一緒にいると、確かに一番頻繁に使われる言葉ですから、何回となく耳にしているうちに、自分でも使いたくなったり、自然に使い出したりするのでしょう。例としては、○uck,
○hit, ○amm や、○on of a ○itch などがあります。たねぞうはクイーンズイングリッシュにはちょっと弱いので、よく判らないのですが、ことアメリカ人の英語を調べてみると、「馬鹿」「ドラッグ系(お酒で酔う系)」「セッ○ス系」をあらわす俗語がひしめいています。馬鹿系を例にだしましょう。ちょっと思い出すだけで;
○sshole, dork, dick, dick-head, dope, geek, air-head, jerk,
nerd, dweeb, etc.延々と続く。これらの単語はたねぞうは今辞書を調べて書いている訳ではありません。思いつくままに書いているだけです。多分、dweeb などは、まだ新しい言葉だから、オンライン辞書ぐらいじゃないと載ってないかも。実際にdweeb
は知らないという外国人結構いました。手元に、American
Slang Dictionaryもあるのですが、きりがないので止めます。ドラッグ系とセッ○ス系についての俗語や卑語は、ここでは紹介することはできませんし、今後とも紹介する予定はありません。が、せっかくですから、いくつか害のないものを「ドラッグ系(お酒で酔う系)」から紹介すると;
get stoned, get baked, out of it, etc. stonedなどは日本語にもなっているかな?2番目は、これも新語に近いと思います。3番目のout
of itは、あまり害なく使えそうですね。日本語で、人を馬鹿にする言い方は日本人のたねぞうでさえ「馬鹿、アホ」とそれぐらいしか思いつかないのに、なんと英語ではきりがないくらいあります。微妙にニュアンスは違うらしいですけどね。また、ドラッグ系もきりがないですし、セッ○ス系の俗語、卑語もそれだけで辞書ができるでしょう。
たねぞうが思うには、元クリントン大統領でしたっけ?大学時代にマリファナすったことがあると発言して物議をかもしたのは。ある意味、これも文化なんだろうなぁと考えてています。その時は、「吸ったことはあるが肺にはいれていない」と苦し紛れの言い訳をしていらっしゃったようですが、笑いましたけど。これが日本だったらどうなるのだろうか。
このように、言語それぞれにやはり文化(らしいもの)に根付いて単語は育っていくような気がします。奥ゆかしさ、寡黙、などを美徳とする日本にはそれなりの日本語が育つように。
今まで例にあげたのは極々一部ですが、その他、現地でのカッチョいい流行語的俗語を身につけた留学生が日本に帰ってきた時に、ちょっと使いたくなりますよね。たねぞうもそのお気持ちは痛いほど判ります。せっかく、留学しなかったら知りえないような言葉を習得してきたのですから。
た・だ・し、ちょっと気をつけていただきたいことがあります。たねぞうは、卑語などを知ることは決して悪くないと思っていますし、それどころか有用だと思ってます。特に映画などを見ている時には、知らないと理解できない言葉があると「笑うに笑えない」時もありますから。ちなみにたねぞうが、dorkという言葉を覚えたのは映画の「スーパーマン」からでしたよ。
知っていることと自分がそれを使うこと。この2つには大きな違いがあります。コラム7の最後に書きましたけど、日本語でも英語でも、それぞれのネィティブが知っている母国語の単語は一般人で3万、その中で自分の言葉として使いこなせる言葉はたかだか3千ぐらいです。特に、卑語の扱いは注意を払う必要があるというのは、知っていてそれを完全に使いこなせる人は、その卑語の背景にある文化(的なもの)、狭義的には、その特定の卑語が使われている人間関係(サークル)を熟知した上で使用する必要があるのです。つまり、その言葉を使える間柄なのかどうか?単純に○○○○という単語が「馬鹿」を意味するからといって、TPO(時間、場所、状況)をわきまえずに使用すると、とんでもないことになるとこのコラムでは伝えたいのです。
たかだか、2、3年の留学経験などでは、文化なんて浸透するほど理解できる訳はありません。覚えた俗語が、その土地のみで、またその仲間内のみで使われていた俗語、卑語だったかもしれません。場所や、状況が変わると全く別の意味にも変わりえるかもしれません。特に、ビジネスマンの方はご注意された方がいいと思います。たねぞうは、原則として、上記のような卑語にあたる言葉は、自分では使いません。使いませんというより、使えないのです。だって、おそらく、「馬鹿」を意味する英単語が100あったとしても、それぞれのニュアンスは100通りでしょうし、たねぞうは、そのニュアンスを自分で完全に理解していると核心がない限りは、使いません。
英会話スクールのテキストの中には、何を考えてか限りなく俗語に近いものを扱っているものもあり、(たねぞうが潜入した某スクールのテキストに発見)ちょっと???と感じました。皆さんも、俗語や卑語は確かに面白いし、知ることは有用ですが、自分で発言するときには、ごくごく、用心された方がいいと思います。例えば、勘違いされてしまって、男性なのに、男性から迫られたりして・・・?
パート2では、つけたし程度になるかもしれませんが、イディオムについて考察(おっ、なんか英会話スクール研究所っぽい)してみますね。お楽しみに。
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