ロイドさんより、お悩みを「教えてたねぞう」コーナーより、頂きました。スクール選びにお悩みです。ロイドさんのご了解のもとに公開させて頂きます。
===ロイドさんのお悩み(2004/3/30)===
ハッキリ言って迷っています。ジオスにするか、イーオンにするかノバにするか、はたまたECCにするか。予算は50万ほどで、仕事で必要になりますので期限は一年。この値段とこの期限で話せるようになる虫のいい話はないとは分かっていますが、どれが一番効率が良いかはあると思うのです。ご指導と御協力をお願いしたいと思い、投稿させていただきました。
===たねぞうのお返事(2004/4/1)===
ロイドさん、こんにちは。朝一番から、仕事やる気なしのお花見モード絶好調のたねぞうです。「教えて!たねぞう」からのご質問、ありがとうございます。「ハッキリ言って迷っています。〜」との書き出しで、ご質問を読みましたが、たねぞうも「ハッキリ言って困ってます。」
ロイドさんのご質問の要約として:
目的: 英語が仕事で必要
条件: 予算50万円&期間1年
選択肢: ジオス、イーオン、ノバ、ECC
上記の質問条件より、たねぞうは回答をださなければならないのかと思うと、スペイン料理屋さんで、隣でワインを飲んでいるおやじを横目に、自分は特級の生ハムを食べながらウーロン茶を飲んでいる気分です(訳のわからない例えでごめんなさい)。
上記目的とは、別になりますが、ロイドさんの命題としてこの1年とこの予算で英会話が話せるようになるという虫のいいとおっしゃっている大前提があります。
その、大前提と、上記選択肢では大きな矛盾がありますので回答に苦慮している訳です。と、言いますのは、ロイドさんがもし、「きれいな美人の英語ネィティブと、1年間、完全閉鎖された状況で英語のみで暮らすこと」ができれば、それはモティベーションも高まり、言いたいことや伝えたいことは、1年後はそれなりに大きな効果が上がると思います(ロイドさんが男性でしたら特に)。
それを、選択肢にあげられたスクールにて、同等の効果を期待するというのは、まるで、つまようじ1本で、完全武装したゴルゴ13に向かっていくようなものです。
上記スクールは、他のスクール同様に校舎によって、また、あたる講師によって、さらに、マネージャーさんのルックスによって(?)、はずれやあたり、さらに大当たりまであり、ロイドさんの現状の英会話能力や過去の英語力(学校英語の)も不明なので、上記のようなお答えしかできないのですが、ロイドさんのやる気は鉄腕アトムの正義感よりも強いと敢えて仮定させて頂くと;
はやり、基本に返り、予算50万中の30万をスクールにあてる。20万は勇気をもって教材にあてる。つまり、スクールはあくまでモチベーションを持続していくための「コミュニケーションを楽しむ場」「インプットしたものをアウトプットしていく場」として捉える。どのスクールを選ぶにしても、スクールに合わせるのではなく、思い切りロイドさんのお客という立場を利用し、我がまま言って、ロイドさんにとってベストなスクール体制をつくる気合で臨む。
20万の教材は、例えばアルクのヒアリングマラソンであるとか、ビデオ教材、その他映画でも構いません。精読ならぬ、精聴(超、集中して聞く)を毎日、限界を超える時間続ける。脳がもう止めてくれ〜というぐらい、インプットをする。夢に出てくるまで聴く。リラックスしている間は、英語のリズム感をつかむ為に、英語のニュースや、英語の動揺などを聞き流す。
文法は、この際、無視しましょうか。ある程度学校で英語が得意だったのでしたら、文法までもつっこんで、追求してもらいたいのですが、ロイドさんがどの段階にいるかわかりませんので、言及のしようがありません。単語は、血の涙がでるほど、覚えて下さい。私のアドバイスはケースバイケースで、全く逆のことを言う場合があります。単語なんて無視して下さいというアドバイスをしたこともありますが、ロイドさんの場合は、英字新聞を読みこなせる位の単語量が必要だと思えば、それなりの単語学習本を購入するか、英字新聞を買って、知らない単語を(この際、書いてある意味は判らなくてもいいので)ピックして、覚える(人柱投稿にありませんでしたっけ?)。1日30個の新しい単語を覚えたとすると1年で1万語です。1万語から派生する単語を含めると少なくとも1万五千語です。
イディオムもやりましょう。比較的軽い読み物に、会話で使うイディオムが頻繁に使われている例が多いので、軽いペーパーバックなど2冊ぐらいと、イディオム集も1冊いきましょう。
ロイドさんも、そろそろこのあたりで吐き気をもよおしてきたかもしれませんが、一晩で焼酎一升瓶飲み干した、翌日の二日酔いに比べればまだ大丈夫でしょう?
上記だけでは、全く回答になっていないとは思います。が、スクール選びは、ロイドさんの直感でお決めになってよろしいのではないでしょうか?ご自分のお仕事のスケジュールと見比べ、なるべくたくさん通えるところがベストだとは思いますが・・・。あとは、1年たって、実際の仕事で英語を使い、英会話を実践で積み重ねて行けば、底力は相当なものになっていると思います。
全く参考にならない、ご回答だとは重々承知しておりますが、ごめんささい。
たねぞう@英会話スクール研究所
無礼を承知で、お願いがあるのですが、ロイドさんのご質問及び、上記回答を「特別投稿コーナー」への掲載了承頂けると、とてもうれしく思います。もちろん、ご無理にとはいいませんで、もし、ご快諾頂けたら、その旨、ご返信頂けるとありがたいです。宜しくお願いします。
===ロイドさんからのお返事(2004/4/2)===
先日メールさせていただいたロイドです。ご意見どうもありがとうございました。とても、とても参考になりました。ぶっちゃけ虫のいい話なんですが、結構英語が必要ってのも切羽詰まった状況なので。スクールだけではもちろん足りるわけがなく、日々の勉強が大前提ってのが身にしみて良く分かりました。もちろんWEB掲載のお話はOKです。ここまでアドバイスしていただいて「のせんな!」ってのも非人間的すぎますしね!またサイトによらせていただきます。事後報告もかねまして(正直ECCに傾いてる今日この頃)。
追伸としてちなみに僕は○の男性です。文法は○で○していたこともあるので、結構自身があるのですが、リスニング、スピーキングがね・・・。本当にありがとうございました!(たねぞう注:プライバシーの為、○は伏字です。)
●●●たねぞうより追記●●●
ロイドさんへ。お返事の中で、一つ漏れていたことがあってここで付け加えておきますね。ロイドさんはおそらく、今後すさまじい勢いで、英語能力アップに邁進されることでしょう。そこで参考程度に耳に入れて置いて欲しいのですが、「1週間に1日は、完全英語OFFの日」をつくるのもいいと思います。たしか、これは「英語は絶対勉強するな」という数年前よく売れた本にも書いてあったような気もしますが、マッシブなインプットを続けていくと、脳が飽和状態になって、週に1日は、脳が自動的に整理する時間が必要なようです。人間、寝ないと発狂するように、休息も必要らしいです。
これは、たねぞうの経験ですが、リスニングを練習する段階で、鼻血がでるほど聞いても聞いても一向にリスニングが上達せず、「あぁ、俺には才能が無いのだろうなぁ」と思い、しばし諦めて、リスニングの練習を止めたことがあります。それも一度ではありません。でも、再開するたびに、なんとなく(というより明らかに)以前より、聞き取り具合がいいのが体感できたのです。スポーツ選手は3日練習を休めば1週間分下手になるとか言われますが、週に1度のお休みは確かになんらかのプラスの効果はあるように思います。ご参考までに追記っちゃいました。 |