ぶひぶひさんより、「教えてたねぞう」コーナーにお悩みを頂きました。ご本人様にご了解を頂き、一般公開させて頂きます。
===ぶひぶひさんのお悩み(2004/3/29)===
以前から英語を身につけたい。と、そこはかとなく考えていました。つい先週、リンガフォンのアンケートに引っかかり、案内を聞いているうちにその気になって契約を交わしました。教材4点、1年半のコースで、80万円弱。
周囲の友達から無駄な投資だと言われてしまいました。高すぎる、もっと良いスクールがあるはずだと。確かに何も検討せずに決めてしまい、そう言われると私の選択は間違いだったのかなと・・・。仕事をしながらなので、週1回通えれば良いのが現実。無制限で通えるといっても、私には活用しきれないんではと。不安になってます。月々の支払いをすると生活費が2万円程になってしまうんですよね。馬鹿なせっかちやろうですかね。
===たねぞうのお返事(2004/3/31)===
ぶひぶひ さま
こんにちは。たねぞう@英会話スクール研究所です。教えてたねぞうコーナーからのご質問(になりますか?)ありがとうございます。
ご質問の内容は、教材4点(スクール1年半)で80万弱。仕事をしながらなので、週1回通えれば良いほう。友人には、無駄な投資だと言われた。月々の生活費が2万円程度になってしまう。果たして、正しい決断をしたのでしょうか?
上記のように、まとめましたが、正しいでしょうか?ぶひぶひさまと同様私、たねぞうも、悩みます。というのは、ぶひぶひさまのご質問自体、正しい回答を誰もだすことができない質問だと思います。もし、答えることができる人間がいるとすれば、インドのサイババさんか、一休さんにイタコを介して聞いてみるしかありません。
冗談はそこそこに、このご質問に対する回答が不可能というのは、結果でしかわからない、やってみなければわからない問題だからです。まるで、半年後の今日の天気は何ですか?と同様のご質問と類似しております。つまり、ぶひぶひさんが、リンガフォンに通う選択をされ、ご満足のいく結果がでれば、その選択は正しかったとなりますし、逆に、あ〜ぁと思えば、その選択は間違ったということになります。そして、どちらの結果をだすにしても、ぶひぶひさんの行動次第であると、究極のところ帰結されるのではないでしょうか?
たねぞうは、リンガフォンの肩を持つつもりは毛頭ありませんし、ぶひぶひさまに、「是非、頑張りましょう」なんて言う気も全くありません。ご自身で、選択して頂きたく思います。確かに、何かをスタートするには、大儀名分が必要ですし、そして、きっかけも必要でしょう。リンガフォンのおねぇさんも、「これをいいきっかけにしましょう!」とスマイルで攻められたでしょう。それはそれである意味正しいですとは思います。とくに、日頃から、なんとなく英会話はやってみたいと思っている人は、なかなかきっかけがないとスタートできませんし、「お姉さんスマイルで、あそこまで言ってくれるんだから」という大儀名分もあります。
逆に、友人の方がご心配される気持ちも当然でしょう。人間心理として、自分の友人が何か新しいことをスタートしようとしたら、まず、開口一番「よく考えてからにしたら」となります。これは、友人のスタートする新しいことに対し、よく考えるように勧めることによって、自分は「良い人」でありたいという人間心理が働くからだと、どこかの本で読みました。だって、自分の友人が、「わたしイタコになりたいの」なんて相談もちかけられたらどうします?まず、止めるか、しっかり考えるように説得しますよね。万一、「お、そうか、それは素晴らしい。立派なイタコになって帰ってこい」と言って、その友人が、途中でイタコ修行を挫折して、「私の無駄な時間を返してくれ、お前が勧めたから余計な金と時間を使ったんだ」と後から言われたら、いやですもんね。極端な例ですが、人間というものは、責任をかぶりたくないという心理も働くようです。
これは、私も経験があります。ある、セミナー参加にあたって、説明者に即決を迫られ、「家族(妻)に一言、伝えたい」と言ったら、上記のようなことを言われました。私は、ただ妻に本当に一言だけ伝えるだけで、セミナーには参加するつもりでした。そう伝えても更に即決をせまる担当員についに切れて、机をひっくり返して帰り、セミナーの責任者が翌日お詫びに来ました。
おっと、余談になりましたけど、ぶひぶひさんがリンガフォンを選択して成功するならば、教材の最大活用にあると思います。確かに、リンガフォンの教材は個人的にはいいと感じました。それを無理のない範囲で継続できるかどうか・・・。スクールは週に一回でも、楽しむ場と割り切って考えればいいと思います。80万円という価格も、私が留学した当時は、飛行機代で、もしかしたら、それだけ使ったかも・・・。何往復かしましたので。逆に、リンガフォンを選んで失敗するとしたら、「途中挫折」。この一言につきます。そして、世の中、どのスクールを選んでも、この「途中挫折」で止める人が大半であるという事実もあります。
英語は、たかが言語の一つにすぎません。日本に生まれ日本語ができない人はそうそういないように、英語も、誰でも身につける能力はあります。できるといっても自慢にもなりません。要は、言葉としてなじむかどうかだけの問題ですから。それを続けられるかどうかが、問題です。生活費を2万円を続ける「原動力」と観るか、続けられない「不安要素」と観るか、ぶひぶひさんのお気持ち次第、それ以上はたねぞうは何も言えないのはご了承下さい。
今は、オンラインレッスンなどや、安価なグループレッスンなどもありますが、たねぞうとしてはお勧めしません。とっつきやすいんですけどね。そのぶん身にもつきにくい。英会話スクール選びは、断酒よりも難しい。全然回答になってないかもしれませんが、なんらかのご参考になれば幸いです。
※月2万円の生活費ですか。飲んでいる頃のたねぞうは、自宅で飲む焼酎代に2万円は使っていた、おおばかでした。。。(一升瓶15本かな?)
最後に、もし、ぶひぶひさんからご了解頂けると、「特別投稿」に掲載したいなぁなんて思っているんですが、やっぱしNGですか?もし、ご了解いただけるようであれば、ご連絡願います。
たねぞう@英会話スクール研究所
===同日夜、ぶひぶひさんより以下のお便りを頂きました。===
早速のお返事ありがとうございました!そうですね。決めるのは自分自身でした。初めての英会話教室なので不安があったんですが、今は「続けるぞ!」やってみなくては何事も始まりませんよね。特別投稿OKですよ。あんなのでよければ・・・。今日早速、アカデミーにレッスンに行ってきまーす!自己投資したので元取ります!!バイトしてでも頑張りまっす!
ぶひぶひ
ぶひぶひさん、幸いにも、リンガフォンの上手な受け方講座と題してもいいような投稿がありますので、(Shinさんの投稿)そちらもご参照下さい。(といっても、アップのペースが追いつかず、約一月前の投稿ですが・・・(いつも遅くなってごめんなさい)。無理せず、できることを決めて、できることをやることが自信にもつながります。この、できることをやらないのが人間なんですよねぇ。(2004/4/10)(たねぞう) |