またまたなのり潜入行ってきました。
今回はイングリッシュビレッジ。マイナーどころ(失礼!)ですが、ちょっと気になっていたところです。そして、結果は・・・さすがに期待を裏切らないスクール!
なにが、びっくりしたかというと、信じられないくらいアットホームというか、なんというか、商売っ気が皆無というか、二ノ宮金次郎がつくったようなスクールといえば、伝わるでしょうか?イメージは、背中に薪をしょって生真面目にこつこつ経営しているそんな感じでした。
というのが、まず、レッスン単価が安い、とにかく安い。信じられないくらい安い。社長!マジこれで経営大丈夫っすか??と余計な突っ込みを入れたくなるくらい安い。2100円。これ、無店舗型のカフェなどで行うタイプの価格と変わらないというか、それ以下??レッスン料が安ければ入会金が高いと思いきや、3万450円。レッスンは10回単位で購入していくしくみ。
実はですね、対応してくれたおじさんが社長さん。それも、たねぞうとお話しながら、生徒の予約の電話受けたり、見学に来た方を対応したり・・・。たねぞうも、今までそりゃ、潜入もたくさんしてきましたが、社長さんが、一人で受付から何からバタバタこなしている姿は、卒倒しました。
で、社長さん曰く「うちは、真面目にこつこつやっております。内容、価格はどこにも負けない自信があります。でも、なんで生徒が増えないんですか!!(涙目)」
このセリフには参りました。ただただ苦笑いするしかありません。さらに社長さんつっぱしり、「私は経営者として失格です・・・」。たねぞう呆然。そこまで自分を責めなくても、あの〜、社長、充分いい学校ですって・・・(半分なぐさめに入っているたねぞう)。
確かに、特徴はマンツーマンしかない。しかし、安っす。パンフレットみたら、そのはず、こんなぼろっちい(社長、ごめんなさい)パンフ見たことない。「パンフみたら、入学気力おきないっすよ、社長!」という次第。英会話を教室という箱に通い、市販のテキストを使い、ただ身につける。それ以外の、パンフレットなどの販売促進物にお金をかける気がない。
良いといえばいいですが、それでは、生徒も集まらない。現代社会マーケティングの矛盾を垣間見た気がします。テレビでは、みのもんたが「この青汁が体にいい」といえば、バカスカ売れる。でも本当にそれがいいのか悪いのか消費者はわからない。
この社長さん、さらにさらに、「手が空いているときは、自分でトーイックの練習問題をつくったりして生徒のフォローしています・・・」。あの〜、社長さんなのか事務員さんなのかだんだんわからなくなってきました。本当に、びっくりしました。寺子屋式マンツーマンとは、まさにイングリッシュビレッジのことでしょう。
ついでに、昼飯を食べていた、外国人の先生に直撃インタビュー。
たねぞう:イングリッシュビレッジ授業料安っすね。給料ちゃんともらってます?
先生:OK、ノープロブラム。たくさん教えればそれだけもらえるよー。
つまり、人気のある先生は、バカスカ指名とってそれだけたくさんお給料もらえる?なるほどそりゃいいアイデア。社長さんに、さらに突っ込むたねぞう。「あの、ハズレの先生はいますか?」
「そりゃ、ハズレもいます。しかし、大卒は当然として、人間性で判断しますから。面接も全て私が自分でやります」。実際、潜入当日、社長さんは外国人インストラクターの便宜を図るため入国管理局まで自ら足をはこんで諸手続きをやっていました。恐るべし社長さん・・・。
まとめ;
時代は、デジタルだのオンラインだの最新技術を売りにする一方、このような、言葉は悪いのですが泥臭いスクールも貴重だなぁと思いました。難をいうと、自宅用の教材を是非オリジナル開発して欲しいと思っています。社長さん、頼んます!
英会話は言葉です。習得方法に覇道はなく、王道のみです。マンツーマンレッスンならご見学されてみたらいかがでしょうか?社長さんに会える確率は高いですよ・・・。 |