こんにちは、みなさん。前回のコラム「音だけで生きている言葉」、楽しんで頂けたでしょうか?その中に、英語の場合、単語はそれをしらなければ基本的に意味は理解できないと書きました。これは、英語を習いたての中学生でも知っているようなことです。そこで、日本人は往々にして「英語のできる人(例えばネィティブイングリシュスピーカ)」=辞書の単語を全部知っている人などという誤解をしてしまいがちです。今日は、これについて書いてみます。
ところでたねぞうは、先週から体調を崩し、寝込んでいます。先ほど、友人のT氏に下記のメールを寝床から携帯で送りました。(原文まま)
「麻雀した翌日から発熱で寝込んでいます。誰か看病してくれる人いませんか?(コスプレ、ナース姿希望;年齢23歳ぐらい迄」 − (注:日曜の夜に彼と麻雀しました)
まだ、彼から返事は来ません。おそらく「そのまま、死んでください」のような文面でそのうち返ってくるでしょう。寝床に臥していると、最近のQ&Aで聞かれた質問など思うことがあり、少し頑張ってコラム書いてみようという気になりました。今回は、「ネィティブだって単語は知らない」という事実!を経験をベースに書いてみます。
まず、今まで私が使った単語で、ネィティブが知らなかった単語を2つご紹介します。これは、私とネィティブ2人の3人の会話でのことですから、はっきりと覚えています。その単語をしっているネィテイブが、知らなかったネィティブに「その単語の意味はあーでこーで」と説明したので、はっきりと私は、そのネィティブは知らなかったんだと認識することができました。
一つ目は、sissy という単語です。これは、たねぞうが高校時代に覚えた単語です。学習用の辞書が手元にないので確認できませんが、もしかしたら学習用時点によくある、重要度を示すマークの最も低いマークがついている単語かもしれません。手元にある、英々では、「an effeminate boy or man, cowardly person」とありますが、形容詞でも使える単語だと思います。この単語、私が使った時、アメリカ東部出身の外国人が怪訝な顔をしたので、ん?とカリフォルニア出身のネィティブに助けを求めたところ、彼女は意味を知っており、彼女がその東部出身の男性ネィティブに意味を説明していました。この頃は、あまりネィティブが単語を知らないという事実にも慣れていて別に驚きもしませんでしたけど。
2つ目は、a dweeb というちょっと新しい言葉です。新語といってもいい、俗語ですからこれは知らないネィティブがいても当然かな?と男3人でお酒飲んでいたときに、私が使った時、一人のネィティブがやはり知らないようでした。もう1人のネィティブが、苦笑いしながら説明しているのが可笑しかったです。意味はそれぞれお調べ下さいませ。
横道にそれますが、dweeb という単語で留学中のあるエピソードを思い出しました。どの大学にも強烈な個性の持ち主、一歩間違うとアホはいるものです。ある授業(哲学だったっけ?)で教授が;
What is the most important thing in your life?
という質問をしました。質問も終わらないと思う瞬間に勢いよく手を上げた勇気あるアメリカ人学生がいました。先生が、彼の意見を早速求めると、かれは一言
dubee.
真剣な雰囲気の授業だったのですが、ぶっ飛びました。たねぞうもこの単語の意味は知っていたので、腹抱えて笑いました。どこの大学にもこんなすっとんきょうな奴はいるものだなぁと。尚、この単語がどういう意味かはそれぞれお調べ下さい。ロクな意味ではありません。
ところで、「ネィティブだってあまり単語知らないんじゃないか」とたねぞうが気付き始めた経緯について少し書いてみます。私は、留学中にいろいろな経験をしましたが、じゅうぶん人柱といえるような行動もとりました。その中の一つが、悪友から紹介された、若い(ロクなことはやってない)グループとお付き合いしたことがあります。最初はビビリました。最初、その溜まり場みたいな家に連れていってもらった時は、ドキドキしたのは今でも覚えています。最初は、その紹介してくれた悪友と一緒に遊びに行っていたのですが、慣れてくると、1人でそこに足を運ぶようになり、面白い体験ができました。その溜まり場に来る連中の会話を聞いていると逆の意味ですごいのです。語彙が、極端ですが、10個ぐらいの単語(ほとんどが4文字言葉です)しかない。形容詞、副詞は全て、○ucking しか使わない・・・。よくこれでコミュニケーションとれるなぁと感心したものです。ネィティブの日常生活は確かに1500の単語でその90%がまかなわれているという統計もあるらしいですが、彼はは150語ぐらいしか、使ってなかったような・・・。彼らの中には、新聞を読めない若い男性もいました。彼は、ネィティブのくせに私が知らない単語を自分がしっていると、嬉しがって周りに自慢したものです。逆に、それに慣れてきた私は、彼の使っている単語で自分の知らない言葉があると真剣に悔しく思ったりしました。そのなかの一つが、
stash
えっ?何を隠すかって?まぁ、それは、そういうグループでしたから。あはは。この頃は、留学生活にもだいぶ慣れてきており、精神的ゆとりもあり、彼らとの交流もめったにできることじゃないからと思ってお付き合いしてましたが、この2ヶ月はとても大切な時期だったのかもしれません。日本だったら、絶対に経験できないようなこともたくさんありました。アメリカといってもウォールソトリートで働くビジネスマンを想像するだけではなく、どこにいってもそれぞれ、いろいろな人々がいるものだと。それらを全て捉えて、文化と呼ばないと、極一部の人々からその国の文化はわかるものではないと思います。
良きにつけ、悪しきにつけ、日本でも女子高生が経済をも動かす文化(と呼べるなら)を生み出しています。クソ真面目に働くサラリーマンも文化なら、10時にパチンコ屋に競馬新聞片手にワンカップのみながら並ぶおじちゃんも日本文化といったら、怒られるものでしょうか?
コラムというより、一言日記みたいになっちゃいました。また熱がでてきたようです。寝ます・・・。 |