こんにちは、みなさん。超久しぶりにコラムを書こうと思っています。テーマは、「音だけで生きている言葉」。これは英語と日本語の違いを根っこから、な〜るほどと思うことができる好例として多少は皆様のお役に立てるのではと。
日本語には、漢字という便利な文字があります。だって、見ればなんとなく意味が判ってしまいます。漢字は、それぞれが意味をもっている表意文字と呼ばれます。ところが、英語の単語についてはどうでしょうか?確かに、接頭なんとかと呼ばれるようなもので、ある程度の意味は類推できるものもありますが、基本的には、その単語を知っているかいないかで、意味が理解できるかできないかが決まってしまいます。日本語の漢字だと、その言葉を今までみたことも聞いたこともなくても、漢字をみると意味がだいだい類推できます。便利です。
でも、漢字のデメリットもありますよね。私は、小学生が習う漢字を全て書けるか?と問われると残念ながら、NGです。小学生の頃「100字の漢字練習帳」というのがありました。毎日漢字の練習を100字書かないといけません。私は、こういう性格ですから、如何に短時間で100字を埋めるかしか頭になく、漢字練習帳なのに、「王」という漢字を覚えるために「100文字のマスを「ホームラン王」で埋め尽くしたことがあります。小学何年生だったでしょうか?怒られました。
日本人は知らず知らずのうちに音と文字が「対」になっているという思い込みを母国語の影響から強くうけるようになります。極端にいうと、文字にできない言葉は無いということです。最低限ひらがなを使うことにより、どんな言葉も書き言葉に変換することができます。
ところが、英語の場合を考えて見ましょう。英語には、音に対応するある程度の決まったスペリングがあります。慣れてくると、だいたい勘で知らない単語のスペルはわかってくるようです。しかしそれでも・・・・・; 以下たねぞう自身が留学中に経験したことです。会話は英語です。
たねぞう: ねぇ、ジョー、○○○○○って単語よく使うでしょ。あれさ、どんなスペルなの?
ジョー: 知らない。
たねぞう: は?(こいつ狂ってるの?)辞書で調べたいから、一応スペル知りたいんだけど。
ジョー: だから、知らないって!○○○○○っていう言葉が書いてあるのを見たことがないんだから。
たねぞう: ・・・・(卒倒するくらいのショックをうけてしばし無言状態)
日本人は、音が文字と対になっている言語を使います。ですから、無意識のうちに他の言語も同じようなものだろうと期待してしまうようです。しかし、英語はそうではない。上記のシチュエーションでの私の頭を想像してください。もう、すんごいショックでした。「マジかよ、おい!英語って音だけで生きている言葉があるんだ、すっげー!!!!」。日本語だったら、考えられないことです。最低ひらがな、カタカナで表すことができる。でも、英語には、それがない。英語ってそういう言語です。たいしたことではなさそうですが、たいしたことです。なかなか気付かない。
日本語は、さらに擬態語とよばれる「ざわざわ」「がしゃーん」「ちーん」「うっ」(何書いてんだよ!おい)言葉があります。すみません。ここで、1人で笑いすぎてちょっと間があいてます。どんな擬態語も、やはりひらがな、カタカナを使って、50音のしばりのなかで、上手に表現しちゃいます。なんてお便利なんでしょう、日本語。英語にも、もちろんありますが、例をあげるとまた1人で笑い出しそうな例しか出てきそうにないので、止めておきます。皆様、想像下さい。ですが、英語の場合は、日本語のように、なんでもかんでも無茶苦茶その場で作れるような擬態語というのはないようです。
○○○○○という単語は、たねぞうが留学した当時、どの辞書にも載っていませんでした。アルクさんの英辞郎に近年追加されたようです。おそらくその過程は、○○○○○という音があり、その音に対し、どんなスペルを割り当てるか辞書編纂家の皆様が頭を絞り、適切だと思えるスペルを割り当てたのでしょう。それまでは、その単語は、可哀想に、名前のない子供といったら語弊がありますけど、そういう状態で、口頭のみで使用され、引き継がれてきた言葉だったみたいです。
えっ?その単語が知りたいって?往々にしてそのような単語は、ロクでもない意味の単語です。だって活字にできない(活字にする必要性があまりない)、ここで公表すると、私の人格を疑われかねないような単語です。たねぞうは、当時、リーダーズ英和辞典を初め、隠語辞典まで所有しておりましたが、どの辞書にも掲載がされていなかったというくらい、マイナーで、でもポピュラーな単語とだけ言っておきます。知りたい方は直接、メールでお問い合わせ下さい。その単語が私の留学時代のニックネームでした。凄まじい!!
久しぶりにコラム書くと、書き慣れないです。もう少し、長くなるかなと思っていましたが、短めに収まっちゃいました。果たして言いたいことが皆さんに伝わったかどうか不安ですが、この辺で。
チ〜ン。
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